このレビューはネタバレを含みます
スティーブ・ジョブズの知識はあまりないので、どこまでが実話で、どこまでがフィクションか正直よく分からないが、あまりに出来過ぎな物語なので、かなりフィクションの割合が多いのかなあと。
一幕目は登場人物が説明なく、どしどし出てくるが、スティーブ・ジョブズとウォズニアックの2人しか分からずでした。
とは言え、詳細に登場人物のことを把握している必要はなく、簡単な彼ら彼女らの役割を掴んでいれば、何となく流れは理解できるようにはしてくれている。
それぞれのデバイスの革新性を知っていればもっと面白かったんだろうなあと、そこは知識不足を反省。
iMacだけはなんとなーく知っていたけど、それくらいの知識レベルです。
故にすごく楽しめたか?と言われると全然なんだろうけれど、三つのデバイスに関する歴史的プレゼンが始まるまでの約40分という構成自体がかなり面白いし、知らなくとも何となく脳内で補完しながら興味深く見れる。
あれだけ偏屈な人間が最後に、時間に遅れてもいいと言った。お前から名前を取ったと言った。
ちょっと出来過ぎですが、それでもちゃんと感動してしまう。
私はそんなにダニー・ボイルは好きではないんだけれど、今作は結構好きです。
面白かった。