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スティーブ・ジョブズのフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)
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愛しているから生まれてこい。
って自分の作品に対して思ったことあるか?


機能的なものが美しいのではない。美しもののみ機能的である。

って誰かの有名な言葉あるじゃないか。
そんな言葉を知る前からあたしは軍服が好きなんですよ。
ポケットの位置や数、柄だって全部に理由があって、
理由の塊で、機能するためだけの服で、最新の技術を駆使した国家予算で作られた服なんですよ。
めちゃくちゃかっこいいんです。もはや、美しいんですよ。
スティーブジョブズのすごいとことろは、現場で戦ったこともないのに、完璧な軍服を作ったってことじゃないでしょうか。
この人わかっちゃうんだと思う。

いや、わかんないんだけど。
アタシみたいな凡人は、なにか作ろうって思った時に自分の知ってることやゴミみたいな技術の中だけから探して、最後に自分以外の誰かの解釈にお任せしますっていう、媚びポイント作って保険かけたいんですよ。
でも彼はそんな小さいことしない。
他人の知識と技術を借りてでも、作りたいものをつくる。
頭のなかのものを具現化する為に出来る人を集める。
だからブレない。
彼は完璧な無限のような無をつくるために、媚びも無駄も省いただけだ。
でもそこには愛があって、あーかっこいい。
アタシは、誰かアタシの作品愛してください。
って愛されるのを待つことしか出来ない。
スティーブジョブズは違う。
愛しているから生まれてこい。
ってそんな感じだ。
彼が優しい言葉をかけないから愛がないとか、そんなわけないじゃないですか。愛があるからあそこまで無で居られるんだよな。
褒めちぎりたいのに、悪口みたいになってしまうのはなんでだろう。
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