しゅう

夜の人々のしゅうのレビュー・感想・評価

夜の人々(1948年製作の映画)
3.7
字幕版を鑑賞。

主要な登場人物は、主人公である脱獄犯ボウィ、一緒に脱獄したリーダー格のTダブと粗暴犯のチカマウ。チカマウの姪のキーチとそのアル中の父親。そしてTダブの弟の妻で、収監中の夫の釈放に奔走するマティ。

彼らは皆、善良な社会規範からは逸脱してしまった人間達で、その中でヒロインのキーチも汚れたツナギ姿で(或いは、叔父の好色な視線を避ける為か)無愛想の鎧を身に纏っている。

ただ、そんな頑な彼女が純粋なボウィとぎこちなく触れ合う姿が魅力的だっただけに、その後早い段階で普通のハリウッド淑女になってしまうのは残念だった。
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