コハク

夜の人々のコハクのレビュー・感想・評価

夜の人々(1948年製作の映画)
4.4
鑑賞日:18/12/19
場所:映画館(名画座)
ニコラス・レイの初期傑作。「理由なき抵抗」の要素がすでに現れている。徒党からの自由、そこにおいて愛の表象の持つ意味(水平の関係ゆえ、相手を大切にするからこそ、男は女と二人で逃げ続けることはできない。このジレンマが胸を打つ)。大人への階段、再起と挫折。ラストシーンの構図。男からの置き手紙が、別離を念頭に書いたものなのに、天国に旅立つ身というコンテクストと重畳してきて涙を誘う。

シナリオ………………………… 5.0/5
テーマ・メッセージ性………… 4.5/5
ヴィジュアル・衣装・音楽…… 4.5/5
撮影・技法……………………… 4.0/5
演技……………………………… 4.0/5
好み……………………………… 4.5/5
■総合(平均)4.4/5
コハク

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