ユースケ

呪怨 ザ・ファイナルのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

呪怨 ザ・ファイナル(2015年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

頭が天井に突き刺さって宙吊りになる女子高生(柳ゆり菜)、イカ墨パスタを食って炭になる女子高生(松浦雅)、エレベーターにいっぱいに増幅し猫の鳴き真似をする俊雄、そして、前作を越える顔芸を連発する伽椰子。

前作で三代目伽椰子を演じた最所美咲の怪演=顔芸に突破口を見出し、やりすぎ演出によって清水崇監督による【呪怨】初期四部作にあった恐怖と笑いは紙一重を目指した本作は、笑っちゃうほど怖いのかどうかはわかりませんが、確実に笑える一本。

レビューの冒頭でやりすぎ演出を羅列しましたが、一番やりすぎだったのは三代目伽椰子を演じた最所美咲よりも平愛梨の彼氏を演じた桐山漣(【仮面ライダーW】の売れなかった方の人)。【虎影】の斎藤工の「どうしよう」の連発を思い出さずにはいられない「まずい」の連発、何度捨てても戻ってくる伽椰子の日記への「なんでこいつが戻ってきてんだよ!」という全力ツッコミ、オナニーしているのかと勘違いしたうなされっぷり、佐伯俊雄を殺してしまい家で狼狽する姿は必見。

前作で投げっぱなしにした渦の謎をエンディングで流れるDOUBLEの【Circle of Life】の歌詞でわかりやすく解説し、「呪いの家を壊しちゃえば呪いは解けるんじゃね?」という誰もが一度は考える【呪怨】シリーズの攻略法に「呪いは引っ越すよ」とわかりやすく回答した気持ちの良い作品だと思いますが、娘を傷付けられたおのののかの母親がぶち切れて伽椰子と俊雄をぶちのめす展開や彼氏を呪殺された平愛梨がぶち切れて戦闘準備シーンを挟んで呪いの家にカチコミをかける展開にもっていけたら最高の作品になっていたと思うのでビビらないで振り切って欲しかったです。

Filmarksさん、HIKAKINの名前はキャストに加えなくて良いから桐山漣の名前はキャストに加えてあげて下さい。