1939年ヒトラー暗殺未遂事件、犯人は田舎の家具職人。この史実を基にした作品。
これをサスペンスと呼ぶべきか、歴史モノというべきか、構成が曖昧なまま時間が戻ったりするので、物語に入り込めないまま、ただ冗長な視聴時間、いつやめようかと思ったほどだ。
主人公を含む登場人物も魅力を感じず、インパクトもなく誰が誰だかどうでもよくなる。
暗殺未遂事件を起越したのは1939年、犯人エルザーの処刑が1945年、なぜ長期に渡り生かしていたのか、その辺は一切描かれない。
盛り上がりがないままエンディング、この映画の主題は何だったんだろうか。
ただ歴史的にフォーカスするとドラマチックになり得ることも、その世界線上では平凡な日常と繋がる一つの出来事でしかないのかもしれない。「”凡庸で平凡”な人間がヒトラーを暗殺しようとしました!」という一史実を、わざとダラダラと描くことで表現したのかもしれない。