ヒトラー暗殺、13分の誤算の作品情報・感想・評価・動画配信

「ヒトラー暗殺、13分の誤算」に投稿された感想・評価

sbchlcfltt

sbchlcflttの感想・評価

3.5
オーバーなくらいのレンブラントライティングというか強めのコントラスト、光と影。一コマ毎に絵画のようで本編そっちのけでうっとり見ていた。

エルザとのダンスシーンがロマンチック。

後半あたりから光量が増えてリアルな映像になり物語に戻された。陰影のあるシーンでも、フィルターのせいなのかストーリーの影響なのか絵画的には見えなくなった。

流されない強い信念は、幸か不幸か。

アルトゥール・ネーベ役のブルクハルト・クラウスナーがよかった。
いきなり捕まったところから始まって、ゲオルク・エルザーがどういう人物なのかを、過去を遡って見せる形になっています。

エルザーがヒトラー暗殺事件を起こしたのは、まだヒトラーが大人気だった1939年。
1944年に暗殺事件を起こしたシュタウフェンベルク大佐は、バックにドイツ陸軍高官達の応援があったが、エルザーはたった一人で暗殺事件を起こした。

庶民の味方を謳っていたヒトラーだったが、学の無い筈の貧しい家具職人たった一人に殺されかけたとあっては面目が立たないという事で、エルザーのバックにはイギリスがいるのではないかと、執拗に拷問する。

このエルザーさん、田舎の貧しい庶民の出で、しがない家具職人だったのだが、この人、明らかに知能が高い。
もし現代に生まれていたら、確実に大学の工学部を卒業していそうな人。
捜査で検証した化学者がびっくりする程の時限爆弾の出来だったし、当時はナチ党に入った方が仕事を貰えて生きるのが楽だった筈なのに、それをせず、
友人は共産党員で自分も集会には行くが入党はしないなど、とにかく周りに流される事がない。
好きな女性はDVを受けている子持ちの人妻だし、彼は“自分にとって”の大事な物は何かを常に考え、周りに流される事がないのだ。

私は映画を観るまでは、きっとユダヤ人の友人が強制収容所に連れて行かれたのが忍びなくて、ヒトラー暗殺を企てたのかと予想していたのだが、全く違った。
彼は自分に将来子供が出来た時に、今のドイツは我が子が安全に暮らしていける国ではない、という怒りから事件を起こしたのだろう。
共産党員の友人でさえも、ヒトラー暗殺までは俺たちの仕事ではないと切り離して考えていたのに、今のドイツの不幸の根源は、こいつや! 元を絶たないとダメなんや!
と、普通の人が考えない様な考え方をする人なのだ。

彼は死後、西欧、共産圏両方からその存在を無視されてきたが、ベルリンの壁が崩壊した冷戦終結後の1993年から、ようやく復権運動が起こったという。
エルザーが、ヒトラーが自殺する直前までダッハウ強制収容所で実は生かされていたのには驚いたが、もし、彼が処刑されずに戦後も生きていたら、周りに流されずに自分の頭で考える事の大切さを、後世の人達にもその存在で伝えてくれただろうに…、と思うと残念です。
佳那

佳那の感想・評価

-
もしヒトラーが暗殺されていたらどうなってたんだろう。

別に負けたっていう訳ではないから戦争は止まらないだろうけど、あそこまで多くのユダヤ人は死ななくて済んだのか。それとももうその考えは浸透して止まらなかったかな。
ヒトラーほどのカリスマ性を持つ人もそういないだろうし、国民も着いていかなくてもっと早く降伏する事になったかなぁ。
『ヒトラー 〜最期の12日間〜』と同じ監督さんの作品。
さくさく観れたけど、主人公のナニサマ感を拭い去れず、どこに心を寄せて観たら良いか?掴めなかった。

「音楽は世界を救う」的な、茂木健一郎系のペラいドリーマーにツバかけてやるには打ってつけの映画かもね🫢
hayaka

hayakaの感想・評価

-
「あぁ、臆病者で結構だ、暴力は解決にならない」
「13分遅かったな」
自白剤
僕と君は美男美人、愛し合ってた
ihatov1001

ihatov1001の感想・評価

3.3
【GYAO!】ヒトラー暗殺に住んでの所で失敗した実在の人物ゲオルク・エルザーの生涯を綴った歴史ものです。拷問など残酷なシーンが多々あり、好みのタイプの映画ではないのですが、妙に引き付けられる不思議な映画でした。
RRR

RRRの感想・評価

3.5
・1939年、ビアホール「ビュルガーブロイケラー」に時限爆弾を仕掛け、
失敗に終わったヒトラー暗殺計画と、単独犯のゲオルク・エルザーの半生を映画化
・ヒトラーのこうした暗殺未遂事件は少なくとも40回以上はあった様ですが
この事件はヒトラーをギリギリまで死に近付けた計画だったと以前本で読みました
本作ではゲオルクの人となりにも焦点を当て鬱々とした内容ながら見易い作りになっています
・天候による予定変更でひらりと死をかわしたヒトラーの悪運の強さは神がかっており
その辺りにも触れるのかなと思っていたのでサラッと流されちょっと残念でしたが、
その分1945年のゲオルクの処刑までが描かれており見ごたえ十分でした
・反ヒトラー派に寝返ったと見られるドイツの刑事警察長官ネーベの処刑の様子も執拗で
その残酷さに目を背けたくなりましたが戦争を描く為にはある程度は必要だったのかもと…
・只まぁゲオルクのテロ行為により罪の無い人達が死傷してますからね…
その辺りも含め苦々しい後味でした
8月個人的戦争映画特集第14弾
第二次世界大戦前、ヒトラー暗殺計画にまつわる話。
ヒトラーとプーチンがダブって見えてしまう。😅
思想的にはヒトラーは反共産主義だから全く正反対。しかしやってることは同じ。
独裁者になるとこうなる見本。
それにしても惜しかった。😅
後13分演説が長ければ、いつも通りならあの大惨事は起きなかったのに。
たった1人でやり遂げたことは立派。
残虐な拷問シーンがあって辛い映画。😅
theocats

theocatsの感想・評価

4.6
ヒトラー爆破暗殺を企てた組織的ではない”個人”の軌跡と、ゲシュタポと警察の拷問取り調べを交互に描いた物語。

暗殺犯の犯行前における回想的軌跡と、犯行後の拷問取り調べを交互に描写する構成に中盤位まではまどろっこしさを感じたが、終盤佳境に入ってから、そしてエンド後、俯瞰的に振り返った時はこの構成でよかったのだと認識。

結局はヒトラー暗殺に失敗し、民間人を複数死亡させたことで英雄視をするのはお門違いとなろうが、こういう「骨のある男」がいたという知見が得られたことには感謝。

******

つい先ごろ日本において元総理大臣が手製のライフルで銃殺されるという事件が起こったが、その実行犯の犯行に至る軌跡がこの映画のように描かれることも、もしかしたらあるのかもしれない。

もしかしたら実行犯は、この映画の様に「黒幕を作りたがる」捜査機関によって自白剤を打たれたり催眠誘導されるなど、されているのだろうか?

大勢的には全くの個人的計画実行としか見られていないようだが、ケネディ暗殺めいた米国黒幕陰謀説を説くジャーナリストもいるので予断は禁物といったところか。
shiroma

shiromaの感想・評価

3.8
単独犯と証明することの難しさ
他の犠牲者を出さないことの難しさ

「考えが正しければ計画は成功したはず」と言う言葉と、ネーべの顛末が印象的だった
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