新文芸坐:セシリア・チャン大会
これは初鑑賞。
号泣映画として知られるらしいが、わたしは、ラストでホロリとなった程度で、泣けはしなかった。
設定がマンガ的なせいもあるが、編集が雑。
肝心のシーンでいい音楽を流しているのに、全編、音楽が鳴りっぱなしなので、その効果がゼロだった点も大きいと思った。
概して香港の娯楽映画は音楽が多いが、これは、多すぎると思う。
ポイントで流すからこそ効果があるはず。
デビュー直後のセシリアは撮影時18歳。
彼女の新鮮な容貌のおかげで、最後まで観られたが、「最愛のひとを失い、そこからの再生」物語としては、先日の『忘れえぬ想い』のほうが、よくできていた。