このレビューはネタバレを含みます
＃50
新聞映画評は、どこもトップで大絶賛だったが、それほどでもなかった。
ただ、主役2人が、たいへん微妙な表情や仕草を実にうまく演じており、また、カメラも、長回しで、それらをじっくり見せてくれるので、相応の見ごたえはあった。
ラスト、会話に加われないユダヤ人の夫を尻目に、韓国語で勝手な会話をつづけるシーンが、夫が可哀想で、観ていられなかった。
なのに、そんな彼女を、ちゃんと家に迎えてあげるとは、なんていいやつなんだと、そのことで、観ているこっちは、泣きたくなった。
