この監督の映画はほんとによくできてる。
少年コナーのイマジナリーフレンドである怪物。
この怪物がカウンセラー、コナーがクライアントとなり、コナー自身を現実と向き合わせ、壊れそうな心を優しく癒していく物語。
ただね。いつの間にか、コナーの叫びが映画を観ている自分の叫びになっていて、怪物の言葉が直に沁みてくるんですわ。
また、この映画では「目」がキーワードになっていて、CGで描かれた怪物の目然り、演者の視線などがすごく印象的でした。
ダークファンタジーって謳い文句だけど、ダーク感はほとんど感じない。むしろゴリゴリなファンタジー映画だと思います。