『HERO 英雄』のチャン・イーモウ繋がりで鑑賞。
しかし、ちょっとこれは、、、でした。
序盤のモンスターとの初戦はそこそこ楽しめました。色違いの鎧もなかなか綺麗でチャン監督らしい色使いだし、女性軍の降下戦術は有効かどうかは置いておいて、華麗な画作りでまずまず。
超大量の敵軍の物量作戦からして、
「ほうなかなか、これは『ロードオブザリング 二つの塔』の長城版を期待しようか」と思いきや。。
面白いのはここまで、後はぐだぐだな展開で途中意識を失いかけました（笑）
まず、万里の長城の攻防を楽しみに観てるのに簡単に突破されるし、ペドロ・パスカル扮する相棒達のサイドストーリーは余分だし、磁力が弱点らしいという面白そうな展開も無駄遣いだし。
挙げ句、大量のあいつらに首都に攻め込まれて、ほぼ壊滅かと思いきや、女王狙いで結構簡単に・・だし。（『インディペンデンス何とか2』の悪夢が。。）
そもそも、敵のことよく知ってそうなんだから、最初から女王狙い作戦で行けばって思ってしまった。
脚本が雑過ぎましたね。
（見たら、脚本はあの『ラストサムライ』監督のエドワード・ズウィック。ならばもう少し何とかならなかったのか。。）
唯一、レジェンダリー御用達のジン・ティエンは今回が一番美味しい役で魅力的でした。
しかし、ウィレム・デフォー、よく出たね。完全に黒歴史ですね（笑）
まぁ、本作は世界向けブロックバスター用ということであくまでもビジネス。
次の『SHADOW 影武者』に期待します、チャン監督！
