あるバナナ

ワンダーウーマンのあるバナナのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
2.9
ワンダーウーマンの、人間をいい者としつつもドイツ軍を躊躇なく殺す倫理観がよく分からなかったけど、相方のスティーブが信念のあるいいキャラで、むしろ主人公はこっちじゃないかとも思えた。(彼視点だったならシナリオの完成度が高い)
スティーブは知らず知らずのうちに神とセックスしてたんだなあ……。

他には、自分が神様だって自覚がないと神も神として機能しないっていうアイデアが面白かった。
でも、性善説を信奉してそうでなければ人間を滅ぼすことすら選択肢に入るような神はすごく精神的に幼稚だし、そんな存在に自分達の命運を左右されるのは嫌だなとも感じた。
実際、よく分からない決めつけの下でワンダーウーマンに蹂躙されるドイツは非常に気の毒だった。

アクションは圧巻。(特に爆宙しながら流鏑馬するところ)
愛は地球を救う、っていうのがテーマだと思います。
ワンダーウーマンとスティーブの間に、そんなに深い愛情があったとは思えませんがね。

*「人間」に平和をもたらすためにゼウスが生み出したアマゾネス(≠人間?)が、隷属(誰に?)するのを拒んで戦争を始めたってどういうことなんでしょうか。
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