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ワンダーウーマンのkouのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
3.5
《女性ヒーローの誕生》
DCEU4作目は、前作であるバットマンVSスーパーマンで素晴らしい存在感を持っていたワンダーウーマンが主人公。とてもしっかりとしたヒーローアクション映画であり、新たなヒーローの素晴らしい幕開けを感じさせる一作だった。

不調が続くDCを救ったのはバットマンでもスーパーマンでもなく、女性のワンダーウーマンだ。今作は彼女の幼少期から描き、第一次世界大戦に参加していくストーリーとなっている。その彼女がとても美しく、それでいて強い。スーパーヒーローだからという所もあるのだけれど、周りの男達の数十倍は強いのだ。

今作はそんな彼女に見とれてしまう二時間になっている。とても強く、自立した女性というのはどうしてこうも魅力的なのだろうか。演じるガル・ガドットの魅力も含め、兎にも角にもワンダーウーマンもキャラクターの強さ、魅力に詰まった作品だと思う。

また、そんな超絶的な力を持つ主人公が、人間に一度は幻滅し、離れていくも、「ある感情」を知ることで再び人間のために戦うこととなる。その「ある感情」というのがとても普遍的でありながら、むしろ普遍的であるがゆえに感動的なラストとなっている。

これからもDCEUは彼女に任せたほうが良いのではないかと思うほどカッコよく、セクシーなヒーローの誕生譚。オーソドックスな形ながらスケール感の大きさはやはりDCだなと思わせた。
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