いののん

ワンダーウーマンのいののんのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
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アメコミとかマーベルとかDCとか、ようわからへんし、今作にさしたる関心もなかったのですが、『モンスター』の監督作品だということをここ数日で知り、急に興味津々に。(『モンスター』で、シャーリーズ・セロンを知りました。)しかも『モンスター』が女性監督作品だったとは。



強い女性は格好いい。
組織の理論なんて、必要ない。
己の直感を信じて突き進むのみ。
その潔さにほれぼれする。
本当に、美しい。


と同時に、この映画では、結構ウダウダと面倒くさい発言がある。
それも、いい。
冒頭から、ごちゃごちゃした発言から始まるけど、それもナイス!
昔は無垢だったとかなんとか。今はどうとかこうとか。
そのごちゃごちゃした発言があって、回想していくという設定を支持したい。
(あと、軍神がごちゃごちゃ言うのも良いと思います。)


迷い悩んだあげくの潔さ。
戦う時には、迷わずきっぱりと戦うけど、賢い知性ある女性には、あのごちゃごちゃ・ウダウダの理屈が、やっぱり必要ナノダ。(それがない自分にはようわからへんけど。)とにかく、そう思うのだ。ああいうところが、“あー、女性の監督だよな“ って思うし、それを支持したいと思う。
本当は、男性の監督だったら、「男性の監督」なんて言わなくて「監督」だけですむのに。わざわざ、「女性の監督」なんて書く私もどうかしていると思うが、女性の監督はとても少数らしいので、とにかく頑張っていただきたいと思う。

あの、ブレスレット(!?)が欲しい。 あっ、あの投げ縄も。
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