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リリーのすべてのkouseiのレビュー・感想・評価

リリーのすべて(2015年製作の映画)
3.6
自分が自分らしくいるために…
世界で初めて性別適合手術を受けた画家リリー・エルベの生涯を描いた作品

誰にでもある体のコンプレックス。
例えば背の大きさ、鼻の形、体型など。
その誰もが持つコンプレックスが、リリーの場合は男と女の性の違いだったということ。
「男で生まれたから男らしく生きなければならない」ではなく、「自分らしく自由に生きていく勇気」をリリーから学べました。

そして、夫の同性愛に悩まされていた奥さんも苦しかったでしょう。
自分が愛したアイナーがいつの日かを境にリリーという人物になっている。リリーを完全な身体にするためにサポートした裏でも、かなりの時間を悩み、考え、そして決意した。奥さんを心の底から凄いと感じました。

二人の想いが今も生き続けている
まだ観てない方はぜひ
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