久々に映画館で、何度も泣きました。
号泣です。
いろんな人に、見て欲しい作品です。
世界で初めて性別適合手術を受けた男性と、その奥さんのお話。
男性を演じるのは、アカデミー俳優エディ・レッドメイン。
ふとした瞬間に内なる女性の心が目覚め、苦悩しながら、身も心も女性になっていく様を見事に演じきっています。
でも、でも、でも。
何より驚いたのは、
奥さんを演じたアリシアヴィキャンデル。
とてつもなく素晴らしい演技でした。
今でも彼女の演技を思い出して、
涙が出てきます。
自分の愛する夫が、女性になっていく。
それを懸命に、懸命に支える。
だけど、耐えられない。
その時のおさえた演技が、本当に胸に来るんです。
表情や目力がほんとに素晴らしかった。
今年のアカデミー助演女優賞を受賞したのも納得の演技です。とてつもないです。
そして、アレクサンドル・デスプラによる音楽がまた素晴らしい。
キャラクターたちがおさえた演技なのに対して、音楽はとっても感情的で、聞いているだけで涙が溢れる。
なんて美しいラインの音楽。
「イミテーション・ゲーム」の音楽っぽいなぁーと思ってたら、本当にその人だった!!
監督は「英国王のスピーチ」や「レミゼラブル」のトム・フーパー。
実はこれまであんまり相性良くなかったんだけど、この作品はどんぴしゃ。
早くも今年のベストテンに名乗りをあげました。
必見です。
(劇場公開中)