ガブXスカイウォーカー

レディ・ウェポンのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

レディ・ウェポン(2002年製作の映画)
3.7
《あらすじ》
マダムM(アルメン・ウォン)は、世界各国でスポーツが得意な少女40人を拉致誘拐し、隔離された島で6年間かけて一流の殺し屋に育てた。訓練を生き抜いたシャーリーン(マギー・Q)とキャサリンはプロの殺し屋として各国に送り出される。しかしシャーリーンは香港で生き別れた母親との再会、少女誘拐事件を追っているCIA捜査官ジャックとの出会いにより、組織を抜けることを決意するが・・・・。

女子小中学生たちがタンクトップ、半パン姿で殺し屋の訓練を受けるシーンはちょっとびっくり。砂浜を銃を担いで走らされ、匍匐前進させられ、殴り合う。逃げようとすれば銃殺。今では児童虐待で到底許されない描写であろう。
さらに6年後は仲間同士で殺し合いをさせられて生き残った者だけが暗殺者になれる(仕上げは漏れなく組織の男たちにレイプされ処女膜を破られる)。6年もかけておいてひじょうにコスパの悪い計画だ。
本作は正直言ってストーリーも設定もVシネマレベルである。でも美女たちのお色気とアクションは、さすが『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』シリーズのチン・シウトン監督だけあって圧巻。スリムな女の子たちが格闘技、銃刀器で容赦なく人を殺戮するのは、お得意のおバカアクション炸裂で見応えたっぷり。しかも2002年公開の映画だと言うのにCGを併用しながらも、生身のアクション中心だ。今作は美女のアクションが好きな方には必見の快作と言えよう。