矢吹

軽蔑の矢吹のレビュー・感想・評価

軽蔑(1963年製作の映画)
3.8
見てたと思ったけど、そんなことなかったBB。
ゴダールのわりに、静か。
音楽がゆったりとした厳か気味でかつ、
カメラワークも長回しがおおい。
変調とリフレインはあるけど、セリフも思想的なものではない。愛と映画である。
まだ映画の自由を謳歌してた頃のゴダールかも
最も原始的であるからこそ。
常に画面には、赤と黄色と青。
カネはカネだ。

「欲望の視覚化」アンドレバザン
映画は未来のない発明品
私はパンを買うためにウソの売っている市場へ行く。BB。
名言の引用とフリッツラング。

アパートを写すショットの不気味な綺麗さ、ど迫力の沈黙、好きだな。セリフの動きと不動の佇まい。

言葉のオープニングロール。トラベリング。

アパート最高だし、島も最高のロケーション
開けなくていいドア、最高だな。

死は結論にならない、
殺人は解決にならない、
解決せずに終わってしまった、静寂の中に。
彼がみんなに言うてる「静粛に」って。

カプリ島に行きたい。
ユリシーズ関連、全くの怠惰なんですよ。
矢吹

矢吹