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光をくれた人のmaverickのレビュー・感想・評価

光をくれた人(2016年製作の映画)
4.6
珠玉の感動作といって過言ではない。メインキャスト2人のファンだし、感動作と銘打ったキャッチコピーに期待度はかなり高かったが予想以上に素晴らしかった。本作のテーマは『愛』。他者を思いやる深い深い愛だ。2人の愛の物語なだけではなく、様々な愛に満ちた作品。「愛なんていらねーよ」なんて思っている人にはうってつけの作品ではないだろうか。アリシア・ヴィキャンデル、マイケル・ファスベンダーは難役を見事に熱演。演じるのは相当辛かったと思う。でもこの2人に負けない熱演が、本当の母親役のレイチェル・ワイズ。007のボンド役であるダニエル・クレイグの妻として最近は知られているが、近年の演技力には目を見張るものがある。本作の苦悩する母親役には圧倒させられた。重たいテーマではあるがとても美しい作品。心が洗われます。
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