このレビューはネタバレを含みます
ゴーストバスターズは小さい頃に見て、幼いながらかなり面白いと思った作品の1つ。
今作上映前に復習してから鑑賞。
感じた印象としては、ところどころ笑えるけど、全体的に重いといったこと。
ラジオで町山さんが指摘していたが、40を過ぎた女性には世間は冷たいといった、世界中で起こっている差別主義の興隆をどうしても感じてしまい、ゴーストバスターズだからそういったものも笑い飛ばしてくれるだろうといった期待が、裏切られてしまった印象。
女性4人はキャラも確立され、好印象。特にホルツマンは出てくるたびにキャラの独自性を見せてくれて、今後も見ていきたいキャラクター。
それと、クリス・ヘムズワースは想像以上のバカっぷりで、ストーリーを退屈させない印象。
旧作主演の方々の出演も良い。
ただ、前述したように主人公たちが一切成功せず、嫌味な行政サイドの人間が痛い目を見るっていったこともなく、話が終わってしまうので、いまいちスカッとしない。
それにプロトンパックはゴーストを捕縛する道具であって、それ自体にゴーストを消滅させる効果はないのでは?
アクションシーンを入れるための改悪に感じてしまう。
それだったら、ビームが縄のように残るような再設定をして、まとめて保管器に封じ込めるような演出でも良かったのではないかと思う。
映画全体として良いものもあり、キャラクターの確立ができたので、次回作に期待します。