ザ・フォージャーで検索しても出ないからトラボルタで探してみたら邦題でもTHE FORGERかい！なにその初めから当てる気のない、日本人に覚えさせる気のない邦題。ていうかそれ邦題って言っていいのか。ここでのforgerは偽造屋/贋作屋。
ジョントラボルタにクリストファープラマー出してる割には地味な作品。その割にやろうとしてることはデカい。モネの日傘をさす女って。誰もが見たことあって、結構な人が名前も知ってる作品で贋作とすり替えって。リアリティなさすぎるわ。てかすり替える必要なくね？盗みゃいいやろが。
大きなヤマの割に描かれ方は淡白で、そのあたり前半は結構ネガに感じてた。脚本も、感情表現や台詞が表か裏かだけで、正直あんまり自然じゃない瞬間もある。
でも、後半になってきてもう完全に事情複雑な父と余命宣告受けた息子のストーリーラインがメインなんやと分かった上で見てると、なんやかんやで良い話。隠れた本音とか行間読むとかはない、意見や思いはだだ漏れの親子たちの会話は逆に仲の良さを感じさせて可愛い。クリストファーじぃじも含めて可愛い息子・孫のために精一杯楽しくやってあげようという親心が、息子のいる私には分かりみ過ぎて、辛いと言うよりは感動。
普通の老人です、少し認知症気味で寂しげな、、って評されてるタイミングで、ガチな顔で暗証番号破りしてるクリストファープラマーに笑った。
正直B級やし全く知らなかった作品だけど、アマプラ終了間際ということで観てみて、まあ良かったかな。
