作為的すぎて反吐が出るこの物語。覚悟決めて仕組んでる側だけならともかく、そのシチュエーションになって、普通そんな反応にならない。マーゴもあそこまで頑張ったのにラストシーン何アレ。現実路線貫けよ。
面白そうな設定考えたっていう完全に設定出オチの脚本。シェフのカリスマ性がレイフファインズ本人の演技力に頼りすぎ。ナイフとか燻製室とか個人の部屋とか隠し部屋とか、ストーリーラインの伏線かと思ったらほぼ放置か!
レイフファインズ演じるシェフが謎すぎて反吐が出る。そんなに自分が人生と命をかけてる料理が金持ちに不毛に消費されることが嫌なんだったら、いくらでも出資を断れたし、実際そういうのが嫌で田舎でささやかにレストランやってる凄腕料理人いはるやん。乗るだけ乗って自分が潰れたからって復讐ってズルくない?ま、狂気ってそんなものって言われたらそれまでなんだけどさ。
「私の料理の何が気に入らない」とマーゴに詰め寄った時、「いやそんなん明らかやろこのヤロウ💢」と思った人は私だけじゃないはず。マーゴの発言、正直上記問われた時に映画観てた人みんなに浮かんだ、ただの至極真っ当な率直な意見だと思うんだけど、それだけでこうなるの?それだとブラウン大の子と、旦那が変態の奥さんはああなるのおかしくない?ぶっちゃけ俳優もそんな悪くなくない?ストレス解消にバカ映画好きな人だっているんだぞ!選定基準がぐちゃぐちゃ。ま、それも狂気ってそんなものって言われたら(略)
エルサへの対応も意味不明だし、「男の過ち」の件はもっと意味不明。死ぬ前の告解がしたかっただけ?てか奥さん子供いたんだよね?こんなこと思いつくくらい神聖な職場なんだよね?もうなんなのコイツ。ま、それも狂気って(略)
…狂人の論理に頼りすぎかこの脚本っ!💢
そしてこのレビュー見た時にバーガー食べたくなったって人結構いたけど、ほんとに?あんなグシャって汁だらけになったバーガー10ドルもして食べたい?
映像と美術だけは綺麗に見せようと頑張ってたから、映像としては基本きれいだったけど。料理自体も初めからお高くて芸術きどってるけど全然美味しくなさそうで、客に気持ちよく出そうとしてない時点で、もはや食材がもったいない。全てがひたすらシェフのマスターベーションでほんと無理。まじで何様オレ様スローヴィク様状態。