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THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッションのbopapaのレビュー・感想・評価

3.4
2024年11本目

邦題サブタイトル「天才贋作画家 最後のミッション」は、毎度毎度ですが「勝手な邦題付けて作品のイメージを台無しにする会」が付けたどうでもよい副題です、実際はそんな作品ではありません、めちゃくちゃヒューマンドラマです。ヒューマン8割トリック2割です。


という事で、主役2人がジョン・トラボルタとクリストファー・プラマーで家族愛をテーマにした良い作品です。主人公が元贋作画家というのでどうしてもそっち系の話も絡んできますが基本的には孫、父、お祖父ちゃん(とおじさん)のヒューマンドラマの部分が大きいです。

最初は「勝手な邦題付けて作品のイメージを台無しにする会」のお陰で、全然トリック仕込まんやないかい!スティングみたいな話に早くなれよ!と思ってましたが、主人公の息子の境遇を知ってからはもうそんなん不要やん。家族の交流描いてるだけでじゅうぶんやん。と思わせる程に。

ちゃんと、詐欺師的な展開も2割は含んだ上で3世代の男達の交流を描き切ってるので、割と隠れた名品のような気がしました。個人的には好きです。邦題付けた奴は鞭打ち100回受けて反省しろ。
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