原作読んだことあるけど、こんな話だっけ?
原作も印象薄かったので、この作品が薄味なのは仕方がないのかもしれないけど、もっと1つでもグッとくるシーンがあれば良かったけど、結局何もなかった。
多分一年後には忘れてしまうくらい薄味。
菊池亜希子さんは多才で大好きなモデルさんだけど、演技となるといつも違和感を感じる。
この役の演出が足りないせいなのかも。
だとしたら可愛そうだけども、やり方変えればもう少し魅力的になりそうなものの、あんまり主人公の過去も見えず、共感しないままラストへ。幼馴染を引き留めるシーンなんて、ちょっとイラつきさえ覚えた。
こういうのはせめて松本佳奈監督のように、物語のキーとなる食べ物が魅力的に映らないといけない。
なのに、カキ氷もさほど美味しそうにも見えず、この店行きたいと感じない。
メニューコンセプトは悪くないけど、なんだか何かが足りない。
これは致命的だ。
毎度思う吉本ばななさん原作の映画化の難しさよ・・・やりやすそうで実はやりにくい。