Sayawasa

軍中楽園のSayawasaのレビュー・感想・評価

軍中楽園(2014年製作の映画)
2.9
アジア独特の湿っぽさがよかった一方、全体的に作りもの感が大きすぎた

戦争に翻弄され、戻れない過去や叶わなかった人生を持つ戦時下の男女たち。
「こうした未来があったかもしれない」を回顧し続ける悲しさ・虚無感・無情感と、それでも生きていかなければならない彼らのやるせなさが、嫌味なくらい美しく見えてしまうのは俳優陣の演技力と美術の力が高いからなのか。天候も感情も、むわっと濃い作品

恥ずかしながら外省人・内省人という語句を初めて知った…