軍中楽園の作品情報・感想・評価・動画配信

「軍中楽園」に投稿された感想・評価

中国本土の毛沢東主席政権と台湾に逃れ中華民国を統治した蒋介石政権下において、台湾が積極的に中国本土に向けて軍事的攻略を仕掛けようとしていた1969年が舞台背景。

何と、軍の正規な娼館として実際に存在していた、まさにタイトル通り「軍中楽園」の実態を描いており、テーマとしてはとても珍しく非常に期待していたんだけれど、娼館付きの兵士である主人公の青年の言動に全くもって共感が持てず、また、若い娼婦と駆け落ちのするように脱走する仲間の兵士、中国本土に残してきた母への思いと共に強い望郷の念を抱く中年の士官長が引き起こす事件、主人公が淡い想いを寄せる美しい娼婦の
秘密など、一つ一つのエピソードがちょっと安直過ぎて余韻が全く残らない。

娼館の外観や内装、海岸の洞窟をくり抜いて建てた、常に海水が床に溜まった兵舎の再現など、きちんと制作費をかけられている分、薄い内容がとにかく勿体ない。老いも若きも、さまざまなタイプの娼婦を演じた女優陣は、皆、とても魅力的。
ぽん

ぽんの感想・評価

4.5
哀しく切ない、音楽や映像の色味がとてもいい
ラオジャンのシーンどれもつらいな
ジャケットやタイトルで官能的な作品に思われてそんだと思うこんなに美しいのに
終わりまでも素敵です
きゅう

きゅうの感想・評価

4.5
自分で選択することができない人生、時代を生きた人がいる、苦しかった。人権なんて言葉存在しないような女性の扱い、どうにもできない上からの指示や命令、それでも自分の中で思う人や約束のために懸命に生きている。何がそうさせたのだろう。ただただ哀しかった。最初の言葉が最後になって浮かび上がってきた。そうとは限らないと思うけどそうかもしれない

音楽?歌(詩)がすごく良かった
『軍中楽園』(2014)

中国と台湾がにらみ合っていた時代、慰安所(娼館)へ配属された新米兵士は、陰のある娼婦ニーニーと仲良くなって…みたいなお話です。
娼館が舞台なのにプラトニックな関係性なのが眩しくて、まるで昔読んだ懐かしい詩を見ているような物語でした。

プラトニックな関係性ってなんでこんなに刺さるのかな~と思ったら『期待と恐れが同時に存在しているから』なんですよね。想像する素敵な未来と、拒否される、あるいは失望する未来。それが同時に存在するから尊いんじゃないかと。
そういうのがたっぷり詰まった物語でしたw。

https://youtu.be/2gEIHvJcrFo
これは青春映画!

彼女に一途な童貞の新兵が、泳げないばかりに慰安婦施設に配属されることに。

男臭い軍とは真逆の下着姿の女性ばかりの楽園になんて羨ましい。となりそうなところだが女性が集まると派閥争いがあったりで色々と大変そう。

童貞を貫き通そうとしている主人公だが、ミステリアスな美人の娼婦にだんだんと惹かれていく。

退役間近の上司やいじめられている同期の友達。この娼館に関わる色々なキャラクターが出てきて、それぞれのドラマを同時に見せる群像劇的な作りにもなっている。

エッチな場面はたくさん出てくるけど、映像が綺麗で女性も楽しめる作品という印象。
台湾の歴史にも興味が湧いてきたので、他にも台湾映画をチェックしようと思う。
Tk

Tkの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

1970年代ごろにあった軍中楽園という娼館のお話。史実を基に描かれているこの作品は、なんとも切なく、それぞれの物語が見えて、こういう作品を観ると、とても辛くなります。それはきっと、本当にあったことだから心に刺さるのでしょう。最後の写真たちが出てきたシーンは、ルオがこうであったら良いのにと考えたことなのではないかな?と思いました。色々と考えさせられる作品でした。

No.25
おおぉぉ、これは…。めちゃくちゃ良い映画観たぁ!!!ってなった。派手さはないけど、だからこそ良さが伝わる映画でした。
nekoneko

nekonekoの感想・評価

3.6
🇹🇼台湾1992年まで実在した娼館(慰安婦施設)
「831」(軍中特約茶室)を舞台にした人生哀歌🍃

監督さんが父親の人生を通して構想を練ったと言われていますが…

「831」に切符係(受付)として配属された主人公ロウパオタンの視線で娼館の日常と「悲恋」が綴られています

「芳華」は戦争に翻弄された人々を「軍中楽園」は強い望郷の念と戦争弱者を軸に描かれていました

美しくノスタルジック…✨
女性の手も握ったこともない若きパオタンの成長譚…青春映画の甘酸っぱさも…🍋

終盤のモノクロ映像が刺さります💧
劇中歌「帰らざる河」の歌詞がまさにこの映画のよう…

全体的には…う〜ん 何かがたりないようで4点代に届かず…
お国都合で抑えも必要だったのでは…?
監督さんの熱源は伝わります💧
kaish

kaishの感想・評価

4.5
間も切なさも猥雑さも登場人物が抱えてるものもぜんぶが切なくて美しすぎる
台湾と中国が緊張状態にあった70年代に実在した、軍中楽園、台湾兵たちの慰安所を部隊に、多くは主力からは落伍した兵たちと、さまざまな背景を持った慰安婦たちとのカラダと心の交流を描く。まさにそこは欲望剥き出しの美しい楽園だが、その島も前線にあり時折砲撃が着弾もする危険な地域でもありのが映像的にも異様な美しい世界観を醸し出している。物語は濃くも難しくも無いが、若い兵の視点が主なのだが彼に理不尽に厳しくしたり逆に父親のように楽園のことなど世間を教えてくれる老兵の物語もよく混ぜ合わされて描かれるその両軸とも、甘くほろ苦くせつない。そうこうしているうちにいつのまにか戦争は無かったかのように終わり、楽園も無かったかのようにその歴史は消されたようだ。
…当たり前だけどこうしてみると男性と女性は体つきが全然違うし、その行動原理もまるで違うことがよく分かった(←)。しかし、感受性や業の背負い方は、同じ人間の、ような、違う、ような…。
Hシーンも多くて基本的に大人向け。
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