たつなみ

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのたつなみのレビュー・感想・評価

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まず、子供の頃から観てきたスター・ウォーズ・サーガがこの歳になっても語り継がれている事に本当に感謝です。
今回も『フォースの覚醒』同様、一人泣きながら鑑賞してました。

主人公のジンはともかく、後に仲間になっていくキャラクターに始めはちょっと違和感を感じた。
特に『座頭市キャラ』のチアルートは飛び抜けて強すぎて『何なのこの人…?』という第一印象。
…ところがそれからは上手いストーリー運びで、段々とこのならず者たち(ローグ)を好きになっていく。

既に我々は知っているはずのストーリーなのに、『デス・スターの設計図を盗み出す』というミッションに本当に”不可能感”があり、『成功するのか?』というハラハラ感がラストまで持続する。
困難に立ち向かうことで、日陰を歩いてきた者たちが『己の尊厳のために戦う!』という、熱い展開にもなっていったのはとても良かった。

お馴染みのX-ウィングが飛び回る戦闘シーンはこれまで以上に迫力があり、何よりも今回は工夫されていて楽しい!

そしてそこにファンをくすぐる細かい設定の数々……(涙)
ラストは見事にカチッとパズルのピースがハマった様な爽快感を感じた。

いや〜 本当にありがとうございますm(__)m
我々ファンは先に結末を知っているだけに、この作品を発表してからのハードルはかなり上がっていただろう。
とりあえず、『ギャレス やるじゃん!』と言いたい。

この作品を作ってくれたことに感謝なので、採点は無しで!

以下ネタバレ↓


高橋ヨシキさんがタマフルで指摘していた、『第2デス・スター』の存在と惑星エンドアが描かれていなかった。

ヨシキさんも仰っていた通り、第2デス・スターは今回のものよりももっと巨大なもの。
ひとつ目を建造している間にふたつ目も建造していないと、時間的にエピソード6には間に合わないはず。

彼らが命懸けで成功したミッションだが、最後の最後に第2デススター建造中のシーンが入っていたら…?
…でもそれじゃあ希望が無くなってしまうから無い方がいいんかな…。