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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのOBのレビュー・感想・評価

4.1
イップマン制覇の余波に乗り、ドニー・イェン目当てで久々の鑑賞。

いやぁ、やはり本作は良いですねぇ。
まさしく“正しいスターウォーズの為の正しいスピンオフ映画“

スピンオフの使命(あるべき姿)というのは、その作品自体の面白さは言うまでもないですが、正史の世界観を崩すことなく、その本筋の物語をより幅広く、また奥深くする事だと思います。

その点、本作はまさしく正史オリジナルのキーとなる活動の掘り下げであり、この作品を観る事で、エピソード4での戦い(作戦)が、その場しのぎやポッと考え出したものではなく、そもそもエピ4はこの作戦を遂行する為に存在するんだと言う位、正史のストーリーの深堀りに貢献しています。

また、彼らの為にもなんとしてもこの作戦を成功させるんだという思いが、観る側も含めたコンセンサスとなって感情移入度合いも上がり、ただでさえ超名作のエピ4が本作のおかげで更に神化しています。

シークェルの、各エピソード間の連携の無さを知った今では、本作と正史の関係性の素晴らしさはより一層際立っていますね。


で、今回お目当てチアルート(ドニー)ですが、イップ師匠の無双振りは前半のみなのでやはりもう少し観たいな、というのが正直な感想。ベイダーとの闘いなんかを夢想してしまう。。しかし盲目が故に心で感じて動く演技は流石でしたね。(これこそフォース)満足です!


最後に本作の一つだけ残念なところ。
主役のフェリシティ・ジョーンズ。
頑張っていますが、うーん、、何というかスターウォーズ顔じゃないんですよね。

彼女が出てくる度に(主役ですが:笑)、違和感を感じてしまうのは私だけでしょうか。

いまいち感の高いシークェル(789)も、主役のディジーのハマり具合だけは万人が認めるところだと思いますが、比してフェリシティ姉さんだけは私はちょっと。。

皆さんどうですかね。
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