この思いっきりゲームライクな世界観なら、聖剣無双ってサブタイ付けたくなるのも分かるw
アーサー王伝説の背景は5、6世紀のはずなんだが、火薬からFワードまで時代考証は無茶苦茶。
一応イングランドの地名は出てくるが、基本どこでもなく、いつでもないファンタジー世界だ。
アーサー覚醒後のエクスカリバーの威力が、ほとんどカメハメ波だったり、円卓の騎士の一人が中国人のカンフーの先生だったり、ここまで振り切ってくれれば小気味いい。
まあアメリカでの大コケは、振り切りの方向性が災いした様な気もするが。
問題はやはりプロットの方だ。
軽快な台詞の応酬でサクサク進むから退屈はしないが、筋立てが恐ろしく雑。
重要な描写があちこち抜け落ちた様なダイジェストな展開で、ぶっちゃけ最後まで観ても、どうして勝てたのかよく分からない。
まあガイ・リッチーだから、こんなものだと思えばいいのか。
