滝和也

キング・アーサーの滝和也のレビュー・感想・評価

キング・アーサー(2016年製作の映画)
3.5
実は結構な王道
ストーリー。でも…
ガイ・リッチー。
監督の個性爆発の
アーサー王物語(^^)

ガイリチ作品はかなり好みなんですが、リボルバー等ハズレもあるので要注意。今作はシャーロック・ホームズと並ぶ英国を代表するアーサー王の誕生物語をガイリチ節で作ったらこうなったという作品。

ユーサー王の治世、弟のヴォーティガン卿は魔に魅入られ、王を暗殺。幼いアーサー王子は逃げおおせ、娼館で育てれ、立派なならず者に成長。聖剣エクスカリバーの封印を解いたことにより、自らの因果を知り、圧政を引くヴォーティガン王を倒さんとする…。

ストーリーだけ見ると王道。但し、カメラワークとカット割はガイリチ。スローモーションと早回しアクション、巻き戻るかのようなカットバック、格好いい音楽で、本来重厚な話をハイスピードな展開で軽く見せてくる。そこが良い部分であり悪い部分でもあるのかな…。テンポが良すぎて軽く感じられるかも。そこが狙いでもある気はするのですが。

主演のハナムはソレなりだが、キャラの書き込みは薄め。敵役のジュード・ロウがうますぎて、コチラの方が書き込まれてます。※但しアレはなんだったのか…アレはどうなっちゃったのかなと…。次作ありなら出てくるが、ない気がする…。

オープニングの象🐘がインパクト大。ベルセルクの妖獣軍団かと…。またアーサーの成長シーンはガイリチらしさ全開。こんなに早く成長するのは、ヤマトのサーシャ並み(笑)。ガイリチらしさの剣によるアクションはカメラワークと編集で見事な無双シーンを作ってますが、ラストはやや暗めで見づらいのが難かな。映画館向きでした(T_T)。

魔道士(メイジ)役の女優さん含め綺麗な方はいっぱいでますが、印象薄い。

とにかく、一気に力技でラストまで持っていく。まぁ軽い気分で見られますので、疲れてる時にはオススメできそうですね(^^)
滝和也

滝和也