ベルリンに暮らす10歳のジャックは、6歳になる弟の世話や家事で忙しく過ごしていた。まだ若いシングルマザーの母は恋人との時間や夜遊びを優先し、兄弟の面倒を見ようとせず… という、突然消えた母親を捜すため旅に出た兄弟の成長を描いた物語。
いやー、すごい!この映画、かなりの傑作だと思います!
前半の大人に理解出来ない子供の行動や残酷さには、ちゃんと理由がある所や、
後半の心細さから来る寂しさや焦り。そして、それを乗り越えようとするたくましさが、繊細かつ生々しいリアリティを持って描かれていて、非常に素晴らしかったです!
『息子のまなざし』『少年と自転車』のジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟が好きな人には、ドストライクの映画じゃないでしょうか。
それから、このタイプの映画は、ここまで酷くないにせよ、過去に似たような経験がある人にとって、強烈な一撃になる映画だと思います。
僕の親友が『ショート・ターム』を観て、ひざから崩れ落ち、生涯ベスト級の映画になったように。
ちなみに僕は、映画じゃないのですが、古谷実先生の漫画『ヒミズ』がそれに当ります。
幸せな家庭に育ったのに、何でスミダくんみたいな気持ちで青春時代を過ごしたんだろう…
脱線してしまいましたが、本当に素晴らしい映画だと思います!
自分が幸せな家庭に育ったことを再確認させていただきました!
僕がごひいきにさせていただいているフィルマーカーのm○○○○oさん、ありがとう!
あなたが取り上げていなかったらスルーしていたと思います!
危ないとこでした!
オススメさせていただきます!