Timmy

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破のTimmyのレビュー・感想・評価

5.0
時間の都合でギリギリまで観るかどうか迷っていたけれど、やはり劇場版エヴァシリーズで一番好きな本作、映画館で見られる一世一代の好機を逃すわけにはいかない。

好きだ好きだと言いつつも、じっくり腰を据えて鑑賞したのは初めて。集中して観ると、気がつかなかった細かい描写に気づけて本当に良かった。

劇場版では本作初登場のアスカ。強烈で印象的な登場シーンからは、負けん気の強い少女という第一印象だが、映画中盤から不器用ながらもあまりにも優しい部分が見えてきて言葉にならない。本当に優しい良い子だ……

前作から引き続いてのレイ。「序」ではまさにお人形のような少女だったレイが、シンジやアスカたちとの触れ合いで次第に人形でなくなっていく。可愛い。なんせ健気で可愛い。彼女はこの作品中で3回も「ありがとう」を言う。良い子だ……健気で良い子だ……

シンジが友達みんなと海を見に行ったり、レイが料理に挑戦してみたり、アスカが友達をつくったり、会話を楽しいと感じたり。「序」では見られなかった、「普通の中学生」の日常を模索する、運命を決された子供たちのシーンがたっぷり描かれており、まさに起承転結の承に相応しい作品。

シンジがエヴァへの再搭乗を決意するシーン、「序」のオマージュだとやっと気づいた。メガネ忘れたせいで細かいところがよく見えなかったけど、他にもこういうオマージュありそう。



贅沢したくて4DXで観たけれど、別に2Dでも良かったかな。
Timmy

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