ぶちょおファンク

ヒメアノ〜ルのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★3.5 終盤★3

原作は古谷実漫画、未読。

良い点
◯映画タイトルからクレジットへの演出が秀逸!
多分ここで初めて劇伴が鳴り出し、物語は新たな始まりを迎える…。
◯性(生)と死、食(生)と死の描き方。
◯最後の森田の車での暴走にて“イヌ(散歩中)”を避けることの意味。

残念な点
●あれだけの大事件にしては警察関連の描写が少なく小規模。
●二人組にカツアゲされる森田、彼の“弱さ”も現す(他には森田よりワルは世の中にはいるとか)エピソードかと思いますが、
あの二人組も始末するイカれたキャラであって欲しい。
そしてイジメグループ(恐らく3人)もリーダーだけなのが少し解せない。
●森田がなぜ彼女に執着するのかを知りたかった。
(描かないことで不気味さはあるし、自分の見逃しかもですが…)

☆総評
前作にあたる古谷作品『わにとかげぎす』はドラマからハマり漫画を読むまでしましたが、今作もユルさ、切なさ、やるせなさ、エロさ、怖さ…等々、この辺の盛り込み方とバランスがバツグンで面白かった!

映画としての表現も素晴らしく、吉田監督作を数本しか観てませんが、今後はもっと注目したいと思います!

ここんとこ自分好みの作品に出合えず消化不良でしたが満足度高め♪


2021年61本目(+短編4本)