奇妙な話。
最初から最後までフワフワと地に足がつかない、まるでドッキリを仕掛けられたかのような…
年上の美しいフランス人女性の手の上で転がされて、翻弄されてるのだから、これ騙されてるんでしょ、何が目的なのだと思っていた。
夫婦お互いに愛人がいて、お互いに公認で、皆招いて食事したりして、子ども達も懐いちゃったりして、何これ、これがフランスの文化なのか！？
日本人の私には理解できず。
グッゲンハイム美術館の前のラストシーンでようやく、あぁ、本当に愛し合っていたのねと、なんだか急に切なくなった。
立派な不倫なんだけど、不倫なのに『純愛』が存在するのだと、不思議な感覚に陥った。
そんなラブストーリーの中で、主人公の両親がなかなかぶっ飛んでいて良いスパイスになっていた。
人生はわずかな時間の集まり
楽しく過ごせればそれでいい
