エリ

5時から7時の恋人カンケイのエリのレビュー・感想・評価

5時から7時の恋人カンケイ(2014年製作の映画)
4.2
雨、全体的な色合い、言葉の言い回しなどなど...素敵なシーンが多かった。

「幸せな時と違って 惨めな時こそ執筆するべきだ 行き場のない感情をぶちまけるんだ これなら苦しみも役立てる その価値を評価するのは読者だ」

この言葉が妙に刺さって思わずメモしていた。

主人公と共に、フランス人の彼女(とその夫、とその周り!という関係図w)の文化に驚いたり、ちょっと微笑ましい子どものシーンがあったり...
ド派手な展開、と言うよりスローにじわじわくる感じが良い。

『作家を目指す主人公』、という設定に弱い私はその部分が作用する巧みな言葉にいちいち胸が熱くなった。

所々忘れかけた今、また観たいと思う静かであたたかい作品。
観終わった直後、この人良かったなぁと調べてみたら亡くなっていたと知りショック
アントン・イェルチンの演技をもっと見てみたかった...!
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