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にっぽん・ぱらだいすのエリのレビュー・感想・評価

にっぽん・ぱらだいす(1964年製作の映画)
4.0
タイトルとジャケットから『粋なお嬢さん方の平和な話』かと思ったら!ちょっと違った!(;^ω^)

終戦後の遊郭を舞台とする逞しい女性達が描かれたお話で、日本の風俗事情をドーーーーンと見せられる。
店の名が『日ノ丸楼』から『ハレム』へ変わる時には、時代の移り変わりを感じて「おぉ...」と思ったり。

嫌悪感あるシーンはソフトに、その後は人間みにフォーカスした作りになっていてホッと安心。

この作品の女性達と言ったら、豪快かつ楽しそうに描かれていてちょっと笑ってしまうシーンもあったり。

時代に馴染めないうぶな主人公、
卒論のためインタビューに来ました!とノリノリで店へ乗り込んでくる加賀まりこ様(その潔さがまりこ様すぎてスキ)、
それぞれが美しかった...
(しかしまりこ様はチョイ役だった...泣)

個人的に60年代の作品が好きで、役者たちからその雰囲気を感じられて良かった!喋りのスピードとかねw ダークさと女性達のあっけらかんとした様子のバランスにグッときた。
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