これは好きなやつ だった！
思ってたんと全然違うけど
好きなやつでした！！！
金なし仕事なし彼氏なし！
…の酒浸り！
ダメダメ アン・ハサウェイ
故郷でやり直すつもりが
韓国ソウルに突如現れた
巨大怪獣と！
まさかの！シンクロ率100% ！
アン・ハサウェイは
ダメダメでも
やっぱりキュートね！！！
★ここからは割りとネタバレ
すると思いますのでご注意を
すみません…★
アン・ハサウェイの
キュートな怪獣コメディを
想像してたんですけど
全然違いましたね。
まさかの
サイコサスペンスやった。
僕の大好きな、
やべえ奴がとてつもなく
やべえ映画やった。
この映画、アン・ハサウェイ演じる
主人公グロリア含め
基本的に出てくる奴みんな
ダメ人間でやばいんですが、
中でも特に
ジェイソン・サダイキス演じる
オスカーがやばいです。
究極のモラハラ DV サイコパス夫！
登場時の良い人キャラから
ある事件をきっかけに
「いい人やめる」宣言して
いっきにモラルがハザード
していくんですが、
逆ギャップ萌えで
大嫌いになります。
アン・ハサウェイに対して
執着し、粘着し、抑圧し、
傷つけ、支配して、執着する。
最低最悪のサイコパスぶりなのよ…
特に花火大爆発のシーンは
出色の邪悪さと気持ち悪さでした…
あまりの邪悪さに感嘆の
ため息が出ましたもん。
お前シラフでもそれか………
やべえ………って………
しかもね、本当にやばいところは、
実はこいつ
アン・ハサウェイの
旦那でも恋人でも全くないんです…
サイコパス夫って
書いちゃったけどね、
全然夫じゃないのよね。
それどころかアン・ハサウェイは
NO恋愛感情ですからね。
ただの幼馴染みです。
そう。ただの友達なんですよ！
ただの友達からの
モラハラ DV サイコパス被害！
オスカー、奴は、
身近で姿の見える
至高のサイコパスストーカー！！！
もう、
やっべえーーーーーーーーのよ！！！
『トム・アット・ザ・ファーム』の
あいつに似てるかも？
…と思いましたが
あっちの方がキレイですね。
いや、あいつもそんな
良いもんじゃないけど、
まだ、あいつのがキレイ…
それにさっきもちょっと
触れましたけど、
こいつが「いい人やめる」
きっかけも
しょうもないんですよ。
本当にしょうもない。
ショックなのは分かるし、
辛い気持ちも分かるけど、
お前、そんなんだから
愛されないんだよ…
ここまで他人の気持ちに
寄り添えないなんて
こいつこそモンスター！
まさしく化物！
オスカー！ああ！オスカー！
ぶん殴りたい！
通報したい！
一番好きな悪役は
『ダークナイト』の
『ジョーカー』ですが、
一番嫌いな悪役は？
…と、問われたら、
こいつと答えますね！
それくらいインパクト大でした。
けどオスカーみたいな奴、
実社会にもいそうですよね…
いや、確実にいると思うんですよね。
そこがまた怖いし
嫌な気持ちになるし、
自分自身、何があっても
あんな風になりたくない！
と思います…
物事への執着自体は
それだけでは悪い事ではないと
思いますし、
大事な感情だと思うんですが、
限度やバランス感覚、
客観性は大切。
それがないとこんな
モンスターが爆誕しますからね。
この映画は一応怪獣映画なので
アン・ハサウェイは
自らの幸せや尊厳だけでなく
韓国ソウルの命運もかけて
このモンスターと
対峙する事になります。
こんなもん
一体どう収拾すんのよ？
ソウル… 終わったんちゃうの…？
夜中にこっそり暗殺………
…とかしか、もう
方法ないのとちゃうの？
…って思っていたら
きっちり怪獣映画としての
カタルシスが
最後に待ってましたね。
怪獣設定から逃げなかったのが
誠実で嬉しかったし、
ウッヒョーーーー！！！！！！
…ってスッキリした！！！
…そして
混沌と阿鼻叫喚の世界に
現れたアン・ハサウェイは
神々しく、
まるでワンダーウーマンの様でした…
かっこ良かった…
腕力と恐怖による
理不尽な虐待と支配からの
解放、というか逆襲………
素直に興奮したし、
胸がすく思いでしたよ！！！
ただね…
良く良く考えると、
アン・ハサウェイ演じる
グロリアも大概でしたけどね…
まあね！
いろんな意味でね！
良き怪獣（モンスター）映画！
でした！
2021-67
