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64 ロクヨン 後編のおたばのレビュー・感想・評価

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)
3.8
覚醒した三上と、蘇る昭和64年

記者クラブとの衝突を和解した広報官、三上
しかし、突如捜査一課がもぬけの殻となる異常事態が発生
隠蔽問題に揺れ、いったんことが落ち着いたばかりの広報部は
荒い足取りで別館の入室規制された会議室へ強行突破する。

しかし、そこでは
サトウを名乗る誘拐犯から、身代金2000万円の誘拐事件の捜査が始まっていた。
時効寸前の64事件をオマージュしたかの様な誘拐事件に三上は困惑をするが…

後編はロクヨン事件を含む事件解決に迫るサスペンス風となっています。
正直、ドラマとしての面白さは前編。
前編を観ていないと、まず後編の感情移入は難しいでしょう。

今回は県警&記者クラブVS東京から来た警察と保身に走りたい一部の県警幹部組織
結局は隠蔽なんですけどね

そういった組織的な問題を軸に64事件の真相解決に迫ります。

事の展開は大体読めるものになっていたので
後編だけだとサスペンス色は強いけど
サスペンスドラマとしてみると物足りないので
やはり全編を通しての大作ドラマとして鑑賞するのがいいと思います。

いや、しかし永瀬さんがやはりすごい味出してますね。
全編泣きどころのある良作でした。

おすすめ度は64点
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