奇蹟がくれた数式のトリックスターのレビュー・感想・評価

盛り上がりのある映画ではない。
けれど、遠く離れたイギリスとインドの2人を結びつけたのは、紛れもなく必然で、2人が歩んだ研究の日々は、奇蹟そのもの。


｢遅れてすまない。タクシーが迷った。番号が悪い｣
「何番です？」
「つまらん番号 1729だ」
「いいえ ハーディ とても面白い番号です
立方数の和で2通りに表せる最小の数だ」

最後の会話をした時、ハーディがとても楽しそうで、だからこそ、彼の訃報を読んだ時の表情が切なかった。

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