上海十月

ラ・ラ・ランドの上海十月のレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.0
確かにアカデミー賞的にズルイ映画だ。これがまあオープニングから一発撮りの緊張感あふれるダンスシーンの展開で度肝を抜かせる。場所は、ハリウッド、夢見る男女、そして切なくほろ苦いラストと一気に見れる。数々の映画へのオマージュがあり、フランスミュージカル映画「ロッシュホールの恋人」にかなり原色カラー映像は影響されていると感じる。「セッション」の時に「キャラバン」が使用されていたから間違いなくジャック・ドミィのファン。来日した時の監督発言は、リップサービスもあるだろうが「東京流れ者」の隠れたオマージュと言っていた。(商売上手!)女優を夢見るほうには、イングリット・バーグマンと「ガス燈」を。ジャズに関しては、議論もあるだろうが、この程度の知識の方が客には、わかりやすい。強いて言うなら楽曲にあまり印象的なメロディーがないことだろうか。ともかくオスカーの本命でしょう。
上海十月

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