フェミ研ゼミ

ラ・ラ・ランドのフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
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この映画観た帰りはスキップせずに、
家に帰って着替えもせずにそのままベッドで眠ってしまった。


その日は映画の日で、水曜日で、わたしにとっての花金だった。
仕事帰りにワクワクしながら車飛ばして観に行ったの。
映画の前には滅多に行かないスタバで普段飲まないようなホイップの乗った甘い飲み物まで頼んでワクワクしてた。
ミュージカルを観ると今はダメでもきっと明日は大丈夫!音楽って最高!素敵!世界は無敵!ってスキップだって夜更かしだってなんでも出来る気になる。


久しぶりに昼まで眠ってしまった。
ゆっくり起きてぼーとしてたらラ・ラ・ランドのこと思い出した。
一般的なハッピーエンドとは違うけどこれは絶対ハッピーエンドなんだわって。
起きてやっと思えた。
ミュージカルだけど、音楽が主役のはずなのにわたしには全く音楽は残らなかった。でも二人をみてたら、それは別にどうだってよかった。ただ二人が自分の信念を貫いて最後まで笑顔を見せてくれたことが私には救いだった。
結婚も仕事の成功も関係なかった。
目と目が合って微笑み会える二人が最後にいたとこが私にはハッピーでしかなかった。

いろんな出会いをやり直したい大人にはビターすぎるラストシーンだった。
それでも最後は愛だったわ。


この監督は音楽を通していろんな事を語りかけてくれてありがたい。
音楽を音楽としてしか感じられない人じゃなくてよかった。
音楽には物語がある。
音楽は過程と結果の姿なんだなよなと妙に納得した。
その過程というのが映画なんだな。
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