まち

ラ・ラ・ランドのまちのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.0
これは多分好みの問題。

評が、絶賛!と凄いけど合わない…の二極化してて私はどっちに転ぶかなと思っていたら、後者に転んでしまった。

オシャレでグッとくる演出、カメラワーク、フィルムを意識した青みの強い洒落たルック、曲への導入の仕方、音楽の世界にの親和性。全てにおいてレベルが高くて、これは評価されるわ…と思った。

でも、それは映画の演出の話で
物語については違和感を感じる作りが多く、、、物語に入り込めないと私はダメなんだって再確認させられた。
ドラマチックな演出であっても、お、おま、それはやらねえだろ!って思ってしまったら私はもうその世界に納得をすることが出来ない。
これは物語だ、夢だ、と自分を納得させて観ることが出来なかった事が敗因だとは思うけど、話に共感できる部分がなくて入り込めないから曲も耳に入ってこなくて散々だった。

ご都合で話が進み、男はバンドで成功・店も繁盛、女は初の一人芝居で大根と言われつつ結果スターになってしまう。
夢を追う人たちの物語ではないのか?彼女の努力の描写は、パーティーに行くこと、バイトをしながらオーディションに落ち続けた事と、1本一人芝居をしただけ。それだけでスターにされてはこちとら納得いかないっすよ。
セッションと比べてしまうから、画面から伝わる熱量を求めてしまい、鑑賞後セッションが無性に観たくなった。あの努力の塊みたいな映画が好きなんだな


☆5が並ぶ中こんなレビューで申し訳ない
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