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ラ・ラ・ランドのncccoのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.9
今年のお正月は、お家でララランドのサントラ聴きながら菊地成孔の「欧米休憩タイム」の熱いララランド酷評を読んでまったりと充実の時を過ごしましたw

映画自体は初日に観て、その後も飛行機とかで何度も観て、サントラも買って、まぁ、要は好きです!私は、とても。
冒頭のダンスシークエンスは素直に圧倒されたし、夜空の下タップダンスで踊り合うシーンも、ラストの走馬灯のように「もしもあのとき」の切ない回想が流れるところまで満足しきりでした。

確かに、「ん?これはジャズなのかな?」の音楽も、恋愛感情をあまり感じさせないままお綺麗に進行していく二人の関係も、大根って言われてたのになんであんなにいきなり大女優になっちゃったのかなとかあの旦那どこから湧いて来たのかなとかのあのエンディングも、考え出したら色々おかしいんだけど笑笑、その可笑しさとか不自然さをかき消すくらいのライアンゴスリング&エマストーンという超絶魅力的な組み合わせ。この魅力が破壊力マックスな故、上記の矛盾が全て帳消しになってしまうというおそろしさ。
スタイリッシュでデジタルな感じのライアンとレトロでアートっぽいエマちゃんの化学反応と、ふたりを引き立てる色彩豊かな映像と音楽、シンプルにこれだけ、でもこれが全て。
この2人が一緒にいて、歌ったり踊ったりしてる時点でもう完敗という感じ。画面に奇跡が溢れていました。

オープニングのAnother day of Sunが名曲。何度も聴きたい(これだけは菊地さんも褒めている)。あと、お気に入りのソノヤミズノちゃんがほんとちょっとだったけど見れたのもナイスポイント。
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