takanoひねもすのたり

ラ・ラ・ランドのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.0
何を今更ですが、ラララランドです。
公開時は混雑を敬遠しててゴズリンが出ていると分かっていても及び腰、なんとなく観る機会失ってたんですが、ようやく重い腰あげてみました。

夢追い人の成長譚と思い込んでいたんですが、純粋に恋愛物だったんですね。
ピアノ弾く男性に弱いです、それがゴズリン!しかもジャズピアニスト!
画に見惚れます。
それにいつも憂い顔の彼の表情の豊かなこと。
微笑みが尊かった…!!!

OPの渋滞と後半の渋滞をすり抜けるエマ・ストーンの対比が分かりやすいです。
夢を追う若者は沢山いて序盤はその中で埋もれてる2人、後半は渋滞に巻き込まれるも、成功したエマはするりとその列を抜けてゆく…。

ゼロの状態から夢を摑む話ではなく、ある程度の才能を持った上で葛藤している似た状態の2人が出会って恋をする…あとは普通の恋愛でもよくある展開で、ラブラブ期、片方の成功、すれ違い、仲違い。
彼女のチャンスを後押ししたゴズリンは素直にいい奴だなって思います、ちょっとは彼女の舞台をすっぽかしてしまった罪悪感があったからだとしても。

オーディションも受かりパリ行きも決定し、その後のエマは別れてからゴズリンのこと全く気にしてなかったらしい描写があり(高速下りて偶然入った店だった…つまり以後の彼の動向を耳にしてなかった)あの結末は結構納得です。

楽しかったし、カラフルで目に楽しかったし、ゴズリン可愛かったし、音楽も楽しく聞けたし観て良かったです♪