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インクレディブル・ファミリーのnamのレビュー・感想・評価

4.4
「予告編での期待を120%越えてくる抜群の構成力と倍増した爽快なヒーローアクション!」

第1作から間も開けずにさっそく鑑賞してきました!14年経った後でも1作のラストから始まる展開はアニメだからこそ実現可能なら芸当。

そして内容は前作の感覚的には2〜2.5倍くらいにアクションの分量が増えて盛りだくさん!さらには予告でも推されている末っ子のジャックジャックの魅力満載とかなり幅広く楽しめるエンタテインメント作品になっました!さすがディズニーさすがピクサー!

ストーリーはヒーローが規制されてる世の中を変えるため独自にヒーロー活動の実績を世間認めさせようという依頼から始まり、そのパワー故に破壊のリスクがあるインクレディブルではなくゴム人間の奥さんのイラスティガールに仕事の依頼が。

前作のMr.インクレディブルがパワー系のヒーローアクションとするなら、イラスティガールの能力を活かしたスピード感のあるしなやかななヒーローアクションが楽しめとても楽しめます!

その一方で母親の不在で家を任される事なったMr.インクレディブルの父親としての苦悩としてそれぞれの子ども達と向き合い家庭を支える辛さを実感していくというファミリーものとしてもなかなか見応えあります。

さらにジャックジャックという赤ちゃんながら複数の能力を持つが幼さ故に本人も無自覚でコントロールできない、何が起きるか分からない状態のいわばおもちゃ箱みたいなベイビーに家族も振り回され、観客もそれにドキドキしながら観れます。なによりキュートでまさにみんなのアイドル。

そして後半の怒涛のアクション展開は今回はX-MENのように色んな能力を持ったヒーロー達もいるので二重三重に輪をかけて楽しめます!アクションも前作から14年経ちCGも進化していてより迫力があります。CGだからこそ可能な重度の高いアクションも健在!

予告編から期待できるであろう内容を120%発揮し、様々な要素をバランスよく構成してくる手腕はさすがピクサーそしてブラッド・バード監督でした!

やはり全国公開するようなアニメは万人かま楽しめる方向であってほしい気もします。夏休み家族で観るなら未来のミライよりこちら断然おススメですね。
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