あさのひかり

LION ライオン 25年目のただいまのあさのひかりのレビュー・感想・評価

4.1
迷子になって家への帰り方が分からなくなってしまった、インドの男の子サルーの長い長いお話。

あの広さと多言語国家であることが余計に帰るのを難しくさせてるような。色んな思いがけない危険が隣り合わせで。小さな子どもには大変だったけど、似たような境遇で、もっと大変な子がいっぱいいるんだろうな・・。信じられないような辛いことはいっぱいあったけど、サルーはまだこうして物語として万人向けの映画作品になるくらいには幸運だったようにも思えるし、そのことがズシンと心に響く。

「ライオン」って題名の意味があまりにも思いがけなくて、知ったときはゾクゾクした。
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