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LION ライオン 25年目のただいまのOiwoのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

【ストーリー】
インドの僻地に住んでいるサルーという男の子の物語。
サルーは母、兄グドゥ、妹シェキラ、4人で暮らしていた。サルーは小さいながらも母親の手伝い、石炭運びをして頑張っていた。ある日、兄グドゥの夜の仕事に付いて行き、駅のホームで眠ってしまう。兄グドゥは弟を駅のホームベンチで寝かせ、仕事を探しに行った。そこにいろと言われたサルーだが、起きた際、兄を探している内に列車に乗り込んでしまいそのまま列車は発車する。
停車した場所は1600km離れた全く知らない土地であった。
1人彷徨うサルーはストリートチルドレンの中に紛れたり、人身売買?臓器売買?に合いそうになったり、様々な困難を乗り越え2カ月を過ごす。その後、警察に保護され、孤児院に入ることになる。新聞でサルーの母親を探すが結局見つからず、サルーは運良くオーストラリアの夫婦の元に引き取られることになる。
優しい両親の元で、20年過ごしサルーはホテル経営学を学び、立派に成長する。
彼女もでき、幸せな生活を送っている中でも、サルーは本当の家族のことを常に考えていた。
サルーはグーグフでずっと自分の生まれ故郷を探し続けていた。
そして、長い時間を掛け、たくさんの場所を探し、奇跡的に故郷を発見。
育ての両親に本当のことを話し、故郷へと帰る。
そこで母親、妹と感動の再会を果たす。しかし、兄は既に他界していた。
家族を見つけ、自分の中の疑問、モヤモヤした感情が晴れたサルーは未来へと歩み出す。

【感想】
サルーの強い生命力、危険察知能力は凄いと思った。実話だったということが、最後に知って驚いた。お兄ちゃんが列車に轢かれて亡くなっていたのは悲しかった。
恵まれない子供を引き取って育てた両親は自分にはできないことだし、本当にに素晴らしい人だと思った。
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