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LION ライオン 25年目のただいまのmaruchanのレビュー・感想・評価

4.0
舞台はインド。
幼少期に兄とでかけた先で迷子となってしまったサルー。迷った地で、サルーが育った地名を伝えても、誰もその場所を知らずお母さんや兄が待つ家へ帰ることができない。

ちいさな身体で様々な苦難にあいながらも温かな人の手助けもあり、オーストラリアで養子として受け入れられることになり育てられた。愛情たっぷりに育てられた。

しあわせな暮らしの中で、
自分が帰らずにいる間自分を探し続けている母と兄を思いもがき苦しむ。
25歳のサルーは、大学の友人との会話をきっかけに帰ることができなかった「家」を探し始める。
当時の限られた記憶と、今遡れる情報、そしてGoogle earthを使って、信頼関係のある人との繋がりが心の中にありながらも、孤独と向き合い探し続けた。

結果はわかっていたのに、
そのシーンではとても心動かされました。

これが実話で、
まだこんな目に遭っている子供たちがいる事実。

メッセージ性の強い作品でした。

映画館で観たかったです。
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