タカシ

ゾンビ・ガールのタカシのレビュー・感想・評価

ゾンビ・ガール(2014年製作の映画)
3.3
『死人が歩けばゾンビでいいのか?』


アレクサンドラ・ダダリオが出てるし。ちゃんと白いタンクトップ姿も見せてるし。ブラジャー姿にもなるし。それだけで星5つつけたくなる衝動に駈られるんですが、ここはひとつ冷静に。

最近特によくみるゾンビ+コメディの一作。
原題「元カノを埋めろ」からわかるように、ゾンビとして甦った元カノをいかにして撃退するか、というお話。
まあある程度面白いだろうなあという期待は裏切られる事はないが、傑作を観た!という感動もあまりない、まっとうなB級映画。

この作品の肝は、ゾンビになったはずのアシュリー・グリーンが生きている時と同じように考え動くところ。
ふらふら歩いたりしないし、人を食べようともしないし、すぐに頭をぶち抜かれたりもしない。

あれっ?
これってゾンビなの?

もはやジャンルとしてのゾンビものが、あまりにも多彩になりすぎて、ついて行けなくなってきてるんだろうか?

問題なのは、コメディとして見せるように作られているはずなのに、アシュリー・グリーンのキャラクターがどんどん嫌な奴になりすぎて(ダダリオのキャラがあまりにも主人公にとって完璧すぎるのも問題)、ほとんど笑えないところ。
もっとのんきにカルチャーギャップ、ジェネレーションギャップならぬゾンビギャップ(?)を楽しめれば良かったのに。

あとアントン・イェルチェンの非業の死を思うとね、ちょっと暗くなるよね…
Amazonビデオ(字幕版)にて。18.01.08
2018#003
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