エクストリームマン

ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバーのエクストリームマンのレビュー・感想・評価

3.7
最後のクリスマスは最高のパーティーで!

両親を事故で喪って悲嘆に暮れていたイーサン(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)を慰めるために、親友のアイザック(セス・ローゲン)とクリス(アンソニー・マッキー)はクリスマスを3人で馬鹿騒ぎして過ごすことに。それから10年……という、このプロット、いつものやつだ!セス・ローゲンのいつものやつ。でも楽しい。『ノックトアップ』も『スモーキング・ハイ』も、大人になれない男達が色々あって大人になろうとする話だったけど、本作も例に漏れずそんな感じ。イーサンは前に進めるのか!?

演技達者だとコメディも上手い。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットもアンソニー・マッキーも問題なくコメディ映画に馴染んでいたし、ある意味シークレットゲスト?的なマイケル・シャノンも良かった。最初誰かわからなかったよ。ミスター・グリーン最高!今回本職のセス・ローゲンは終始「最高のヤク詰め合わせ」がキマった状態なので、ひたすらわけわかんないこと言ったりやったりしまくってて、直近に観た『スティーブ・ジョブズ』とのギャップが大きくて面白かった。定番のユダヤ教ギャグもスレスレどころかアウトなところまで行っているのがいいね。「キリストを殺したのは俺達じゃない!」

こういう、クリスマスシーズンにこそ、みたいな映画はその時期に公開してほしい。勿論、本作が限定的とはいえ公開されたのはいいことだけど、それはジョゼフ・ゴードン=レヴィットが出てるからでしょ?まぁ逆に彼が出ていなければ完全にビデオスルーだったであろうことを考えると、感謝しなくちゃいけないのかもしれないけど。現に客層も半分くらいが彼目当てな感じだったし……